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暑~い!熱中症に注意を 患者が過去最多の25人

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炎天下のなか、長袖やタオルを巻いて交通整理を行う作業員=21日午後、サザンゲートブリッジ付近の交差点

 八重山保健所管内で6月1日から7月16日までに過去最多25人の熱中症患者が報告されていることが21日、同保健所への取材で分かった。前年より11件多く、工事現場や海浜、農地、運動場など屋外での発生が中心だが、屋内での発生も1件報告されている。今後も暑い日が続くことが予想され、夏休み期間中は児童生徒の部活動の時間も長くなることから、同保健所ではこまめの水分補給や休憩など、熱中症の予防を呼び掛けている。

 同期間の熱中症患者の報告件数は2012年が9件、13年13件、14年15件、15年が14件で、ことしは前年より11件多い。

 発生場所は建設・工事現場などの6件が最多で、海浜4件、農地3件、運動場と路上2件と屋外で主に発生。自宅や体育館などの屋内施設でも1件発生している。

 年代別は30代の9件が最も多く、10代と40代、50代、70歳以上でそれぞれ3件、20代と9歳以下で2件、60代で1件と各年代で発生している。

 同保健所健康推進班の玉城卓也主事は「屋内でも熱中症になる場合がある」として、こまめな水分補給や休憩をとるよう対策を呼び掛けている。

 また、働き盛りの年代や部活動に励む10代などに発生が多いが「体力のない高齢者も注意が必要」としている。

 熱中症は重症化すると死に至るケースもあり、管内でも2010年8月に草刈り作業中の50代男性が熱中症で死亡した事例がある。

 同保健所では予防法として▽長時間の日光を避ける▽こまめな水分補給▽室内では適度な風通しや冷房設備で熱を逃がす—などを挙げている。

 また、応急処置として、めまいや手足のしびれなどの症状がある場合は、涼しい場所で横になり、体を冷やして水分や塩分を補給する。頭痛や吐き気、虚脱感があり、自分で水分を取れない場合や意識障害やけいれんがある場合はすぐに医療機関に搬送するように呼び掛けている。

 石垣島地方気象台によると16年6月の平均気温は29.9度と、前年を0.1度上回っている。


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