台風1号の被害を受けた台湾の国立台東高級商業職業学校を支援しようと、八重山台湾親善交流協会(石垣久雄会長)ら3団体は義援金を募っている。同協会が19日午後、石垣市文化協会事務所で会見し、協力を呼び掛けた。
同校は、5月26日に民俗芸能部が来島し、同交流協会主催で公演を開いた経緯がある。同協会によると、今月初旬に直撃した台風で校舎が被害を受け、現在、教室などの復旧作業が進められているという。
募金活動は、同協会沖縄支部(宮野照男支部長)と琉球華僑総会八重山分会(湯川永一会長)とともに実施する。今月いっぱいまで寄付を募り、台北駐日経済文化代表処那覇分処(蘇啓誠処長)を通じて現地に送りたい考えだ。
会見で、石垣会長は同校から寄せられた写真を交えて被害状況を説明し「早く元気を取り戻してもらい、再び交流したい」と述べ、王滝志隆、呉屋寛永副会長とともに協力を求めた。
石垣では、石垣島青果と呉屋青果に募金箱を設置しており、今後は市内の商業施設でも募金活動を行う。
問い合わせは同交流協会の石堂徳一事務局長(090―8294―9052)。