6月下旬の少雨の影響で西表島にある五つの水源地の水位が下がったのを受け、竹富町(川満栄長町長)は15日から防災無線を使い、町民に節水を呼び掛けている。ことし初めての対応で、町水道課は、今月いっぱい協力を求めていく考えだ。
節水の呼び掛けは、海水を淡水化している波照間島と石垣島から給水を受けている竹富島を除く西表全域、黒島、新城島、鳩間島を対象に実施している。
現在は、洗車や庭への散水を控えるよう呼び掛ける放送を夕方に1回行っているが、今後は気象状況をみて再度、対応を決める方針。町水道課の宮良用和課長は「少雨傾向にある。協力をお願いしたい」と話している。
石垣島地方気象台によると、6月16~29日の西表島の降水量は0・5㍉で、平年値73・3㍉の1%だった。