第42回八重山古典民謡コンクール(八重山毎日新聞社主催)は2日目の18日、石垣市民会館中ホールで最優秀賞と奨励普及賞、新人賞の審査を行い、着物やはかま、制服などに身を包んだ受験者たちは緊張した面持ちで審査に臨んだ。
この日は最優秀賞の10人、奨励普及賞の6人、新人賞の67人の計83人が挑戦。会場周辺や楽屋の前では、本番に向けて最終調整を行う受験者の姿が見られた。
新人賞に挑んだ大浜中学校1年の川口彩葉さん(13)は「練習してきたことが出せた。手応えはある。合格していると信じたい」、大泊来寧(らいね)さん(12)は「調弦はうまくできたが、二揚の高音が少しずれた。心配しているが、先生からは上手にできていたと言われたので自信を持ちたい」、西白保悠月さん(同)は「ちょっと調弦がずれたが、それ以外はできたのでよかった。郷土芸能部で地謡をしており、今後も三線を生かせるように頑張っていきたい」と語った。
最終日の19日は、午前9時30分から優秀賞の部69人を審査する。終了後、全部門の合格者が発表される。