登野城五町内会(豊川雅行会長)主催の「第9回マフタネーぬアコウ木ぬ下ぬ あがろうざ節を唄う集い」が18日夜、登野城のアコウ木の下であり、出演者21人がとぅぬすく村に昔から伝わる子守歌(ファームレウタ)を切々と歌い上げた。
集いは登野城発祥の「あがろうざ節」を後世に引き継ぎ、字民の交流を深めるのが目的。
同会によると、毎年飛び入りで参加する人もおり、ことしは遠くは北海道から2人、岐阜県から1人が出演した。
華千の会與那國久枝八重山のおどり稽古道場こっこーま教室に通う子どもたちや、八重山民俗舞踊光扇会・田場絹枝舞踊道場の門下生が舞踊を披露し、集いに花を添えた。
踊りで初めて参加したという石垣第二中学校1年の満名瑳南(さな)さん(12)は「集いは知っていたが、あがろうざ節は知らなかった。緊張したが上手に踊れたと思う。楽しかった」と感想。
札幌市から初めて参加した橋本英樹さん(55)は「苦労して育ててきた子どももことしで高校3年になり、大人(うふんちゅ)になってほしいという願いを込めて歌った。本場なのですごく緊張したが、気持ちよかった」と語った。