約60年にわたり沖縄に関わる諸問題を追求し続けているジャーナリストで映像作家の森口豁(かつ)氏の写真展「アメリカ世の記憶」(森口豁と八重山・オキナワ実行委員会主催)が18日から大浜信泉記念館1階ロビーで始まった。26日まで。
戦争で村がなくなった本島摩文仁、真壁、喜屋武の三つの集落・旧三和村を撮影した1957年の「砲弾を浴びた村」や、島と島の間1㌔を竹馬で通学した久米島の少年たちを撮影した66年の「渡洋通学」をはじめ、「先祖の墓は基地の中」「『らい』と呼ばれた老女」など刺激的なモノクロ写真31点が展示されている。
開催時間は午前10時~午後6時。また25日午後6時半から森口氏による「ドキュメンタリー映画とトーク」が同記念館で開かれる。