▽…石垣市健康福祉センターで7日行われた県戦没者遺族連合会八重山支部の定期総会には、先の戦争で夫を亡くした女性6人のうち1人が出席した。6人の年齢は97歳から102歳と高齢化が進んでおり、参加できないのは無理もない。同支部によると、戦没者の子や孫らが関わらないと組織を維持できない状態となっている。
▽…大型客船「ゴールデンプリンセス」の寄港で約2800人の乗客が押し寄せた。「黄金週間」で国内客の利用も多い離島ターミナルは国内外の観光客であふれた。大型客船の寄港は島への経済効果を加速させる起爆剤となるが、滞在時間の短さが課題だ。現状は沖泊まりだが、10万㌧超級の大型客船が接岸可能な新岸壁の早期整備と供用開始を望む声は多い。それまで関係者の創意工夫と協力が望まれる。
▽…本年度のこども博物館教室が開講し、第34期生の子どもたちが全9回の講座に胸を膨らませている。開講式では同館職員の紹介もあり、臨時職員の小浜まどかさんは「石垣島のことが好きな人?」と子どもたちに質問。毎年聞いており、ことしは多かったようで、安心した様子。「生まれ育った所を好きになり、誇りを持つことは生きていく上で大きな武器になる。いろんなことを学んでほしい」と期待。