プリンセスクルーズ社の大型客船「ゴールデンプリンセス」(バミューダ船籍、総㌧数10万8865㌧、乗客定員2636人)とスーパースター社の「アクエリアス」(バハマ船籍、総㌧数5万1039㌧、乗客定員1511人)の2隻が19日、今年初めて同時入港が予定されている。同日は最大4000人余りの乗客の上陸が予想されることから、市観光文化課は「職員を増員し、受け入れ態勢の強化が必要」と強調した。
市港湾課によると、石垣への大型クルーズ船の2隻同時寄港は2014年にサン・プリンセス(バミューダ船籍、総㌧数7万7441㌧、乗客定員2010人)とアクエリアスの寄港が3度重なった。今回は14年以来、2年ぶり。今年の同時寄港は19日の1回のみとなっている。
ゴ号は19日午後1時に寄港、同日午後8時に出港予定。現在の石垣港では2隻同時の停泊が難しいことから、石垣島と竹富島間の海域に沖泊まりする。
ア号は同日午前11時に石垣港へ入港、同日午後9時に出港予定。
2隻同時の受け入れに対して観光業界からは「不安材料が多い。圧倒的に通訳不足。対応にも限界がある」と話す。
市観光文化課の担当者は「7日に初寄港するゴールデンプリンセスの入港状況を踏まえて調整する。増員や関係機関との役割分担が更に求められる」と強調した。