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Channel: 八重山毎日新聞社
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1400人が島揺らす 多彩なジャンル8組が出演

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約1400人が詰め掛けた第19回鳩間島音楽祭=3日午後、野外ステージ

 【鳩間】第19回鳩間島音楽祭(同実行委員会主催)が3日、鳩間島コミュニティーセンター前の野外ステージで開催され、竹富町観光大使で父親が同島出身の夏川りみさんや、八重山民謡の第一人者・大工哲弘さんら8組が出演。人口約40人の島に郡内外から1400人(主催者発表)が訪れ、さまざまなジャンルのアーティストの演奏を楽しんだ。

 加治工勇実行委員長は「皆さんのおかげで19回目を迎えることができた。来年は20回の節目となるのでさらに盛り上げていきたい」とあいさつ。

 ステージでは、ナシルや吉川忠尋&忠男、BAGADA BAND、コモエスタ・イタとサンバカーニバル、鳩間小中学校児童生徒らも出演し、音楽祭を盛り上げた。

 フィナーレでは、音楽祭限定スペシャルバンドに夏川さんが加わり、「さよなら港」や「六調節」を来場者も一緒になって踊り、祭りを締めくくった。

 ステージの横断幕にはタイトルとともに「ガンバレ熊本 ガンバレ九州」とメッセージが記され、会場内には漁具の浮きで作った「くまモン」の置物や募金箱を設置。出演者らも歌声で被災地にエールを送った。

 会場には「カモそば」や、近海でとれた魚介類の海産物カレーなど島ならではの飲食ブースが並んだほか、熊本県の焼酎「白岳」や東日本大震災の被災地・東北名産の「笹かま」と「牛タン」などもあり支援を呼び掛けた。

 祭り終了後は、出演者や実行委員らが港でバンド演奏で訪れた人たちを見送った。

 同小4年の宮田來(くるす)君は「大勢の前で歌うのは緊張したが、楽しかった」と笑顔。13年ほど前に島に戻り、素泊まり宿を営んでいる米盛勝さん(85)は「自分が若いころより人口が減ったのは寂しいが、このようなイベントは地域に活気が出るので素晴らしい」と話した。


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