▽…全国和牛能力共進会の肥育部門への出品を目指し、繁殖農家が生産した子牛が肥育農家に引き渡された。肥育期間は通常より約5カ月短い24カ月未満。厳しい条件だが、肥育農家は「良い牛をつくりたい」とチャレンジする。県代表に選ばれて全国に出品されれば、石垣牛をPRする絶好の機会となる。
▽…美崎町初の複合型商業施設がいよいよオープンする。昼は閑散とした同地域への集客効果や美崎町の”観光化”に期待がかかる。施設はクルーズ船で訪れ、中心市街地を観光する外国人客の動線上に位置。集客効果が美崎町全体に波及すれば周囲の店舗も活性化が予想される。庁舎移転で中心市街地の空洞化が懸念されるが、それを払拭(ふっしょく)する起爆剤になるか注目だ。
▽…ハローワーク八重山によると、石垣市の保育士求人数は39人で、保育職への就職希望者数は22人(3月14日時点)。全体の求人倍率も1.3倍で過去最高となった。特に観光、医療福祉で人材不足という。これは子どもが保育園に入れないため、親が働きに出られない状況も要因の一つ。保育士の確保は、待機児童問題の解消、さらには地域の人材不足の解消と期待が高まる。