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Channel: 八重山毎日新聞社
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県議会の超党派議員が、開会中の2月定例会

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 県議会の超党派議員が、開会中の2月定例会最終本会議の28日に、手話を言語として認め、使用しやすい環境整備を図ることなどを目的とした「手話言語条例」を提出し、可決・成立する見通しとなっている▼条例では、毎月第3水曜日を「手話推進の日」に設定し、県民の手話に対する関心と理解を深める狙いだ。条例が制定されれば都道府県では鳥取、群馬、神奈川に続き4県目となり、4月1日から施行される▼全国初となった鳥取県の条例では、手話を「言語」として明記。制定後、県民向けの講座や小中学校での指導手引書作りなどに取り組んだ結果、県内での手話検定の受験者が倍増し手話教育の充実につながっているという▼日本で手話の存在が広く知られるようになったのは、1995年に日本テレビ系列で放映された耳の不自由な主人公と医師の悲恋の物語「星の金貨」がきっかけだった▼そして今は亡き坂本九さんが「誰かと話がしたい 楽しく話がしたい」と歌った「そして想い出」は、世界で初めて手話から作られた歌でもある。石垣市出身の歌手、夏川りみさんは振り付けに手話を行うときがある▼耳の不自由な人にとって手話は重要なコミュニケーションの手段だ。石垣市では先日、10人の手話奉仕員が誕生している。八重山での普及に期待したい。(鬚川修)


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