▽…白保公民館で12日に行われた「ファミリー防災カフェ」には、家族連れらが多く参加した。防災バッグに入れる避難グッズは、家族構成や季節によっても違うことを学んだ。冬には防寒着が必要。このため、最低でも年2回は防災バッグの中身を入れ替えなければならないという。防災バッグづくりが防災意識を高める。まずはどんなものが必要か家族で話し合いを。
▽…多田浜海岸のイノーで海の生き物に触れ合った親子連れ。冷たい風が吹きすさぶなかでの開催となり、大人は寒さに耐えようと必死。一方、子どもたちは半ズボン姿でナマコやヒトデを前にハイテンションだった。生き物を見つけると「これは何?」と環境省職員に質問の嵐。何事にも好奇心を持ち、成長することは大事。子どもたちが見た海を大人が維持し続けることが求められている。
▽…市自治公民館研究大会で講演した牧野篤教授は「地域の人と人とのつながりが豊かなコミュニティーは、子どもの学力や生活満足度、安心度が高く、健康寿命も長くなる」と強調。さらに運動や栄養についていい習慣を持つことや、社会参加をすることで高齢者の死亡率が大幅に下がることも紹介。子どもとお年寄りの交流などできることはあるはず。公民館の腕の見せどころだ。