先週の小欄で国道ヤラブ並木のグリーンベルトを形成している植栽マスの芝草をはがしての草花植え付けはお門違いだと述べたら「草ぼうぼうより花の方がいい」という声を頂戴した。草花は嫌いかとの皮肉も▼受注業者からは国道の宮良橋、赤下橋から交わる白保後方、空港口のそれぞれの三差路寄りで確かに草花を植えたが掘り返しは芝草の植え替えなので安心してとも▼しかし一部の並木マスとはいえ草花の色が強く並木のマスの緑が断ち切れたようで落ち着かない。それと草花は手入れを怠るとかえって景観を悪くする。行政が本気で公道の草花美化を進めたいなら通年で植え替えする気概が求められる。水やりも小さな庭でさえ大変なのにどうするのか▼ともあれ島のヤラブ並木は荒々しい幹との対比で植栽マスは緑がいい。それだけに現状の芝草なら時期を見計らっての刈りこみだけで水管理も楽。常緑は目にやさしい▼もし、今回の草花植栽が年度末の予算消化で行われたのだとしたら見直してほしい。草花に限るなら海洋博公園に負けない花壇が整備されているのに活用されていないバンナ公園へ回してほしい。草花は上部を遮るもののない広い空間でこそ咲かせたい▼筆者は花嫌いではないし島の花探訪を楽しみにしている。おいおい紹介する。(仲間清隆)
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