【与那国】与那国小学校(平田勝典校長)の5年生7人と6年生7人が、宿泊学習や総合学習を通して魅力ある島づくりの取り組みを提言にまとめ、▽自然エネルギーの推進▽農業の活性化▽特産品開発―などの内容を10日、町議会の本会議場で発表した。外間町長は「議員顔負けの貴重な提言。施策に生かしたい」と述べた。
5年生は、県地域離島課主催の「島の魅力再発見事業」で昨年12月2日から4日間、伊良部島で行った宿泊学習の成果を踏まえ、「私たちが島の魅力を知らなければ島外の人たちにアピールできない」として壁新聞やポスター、CMを作成。▽町のホームページへの新聞・ポスター・CMの掲載▽全町民によるクリーンアップ作戦▽エコの島づくりーなどを提案した。
6年生は総合的な学習を通して「魅力ある未来像」をテーマに考え、▽農業を活性化させる▽特産品を生かした与那国ブランドをつくるーことを提起。「農業を活性化させ、特産品を生かした商品を開発すれば、魅力ある島になる」と発表した。
外間町長は、自然エネルギーの導入について「島全体でクリーンエネルギーを導入できないかと考えている。そうすれば世界の島々にも模範、先進地となり、世界にアピールできる」と述べた。クリーンアップ作戦についても取り組む考えを示した。