宮古島市のマティダ市民劇場で20日に開催される高校生のバンド・ダンスイベント「マティダライブ8」(同市民劇場主催)に、八重山高校ダンス同好会(仲大盛華乃部長)の14人が初めて参加することになった。「先島の高校同士でダンス交流を」。宮古高校ダンス部(下地美優部長)の呼びかけに賛同、出演が決まった。両校はコラボでストリートダンスを披露することにしており、宮古高校の下地部長(2年)ら2人が5日に石垣島を訪れ、6日までの2日間、双葉公民館で合同練習を行った。
イベントは、宮古島市の高校生が実行委員会を組織して企画運営するもので、今回で8回目。
両校はそれぞれオリジナルのダンスをするほか、同じ振り付けのダンスにも挑戦するため、合同練習で確認した。今後、それぞれ練習を重ね、本番に備える。八重高は19日現地入りし、宮古高校と最終調整を行う。
仲大盛部長(2年)は「宮古高校ダンス部は県大会で優勝して全国にも出場しているので、刺激になる。ライブでは自分たちらしさを出し、大好きなダンスでいいパフォーマンスをしたい。石垣島にも高校生ダンサーがいることをアピールしたい」と意気込む。
下地部長は「初めてなので楽しみ。八重高にはフレンドリーな人が多いので仲良くなれる。お互いの色を出しながら協力していくのがダンスのいいところ。コラボでいいダンスをつくり、後輩たちにもつなげたい」と語った。
宮古高校の神山若夏顧問は「先島では互いにダンスを見る機会がなく、合同でダンスができないかと思い、八重高に声をかけた。八重高生は表情がよい。互いに優れているところを学んでもらいたい」とダンス交流に期待する。
ライブは午後3時開演。バンド7組、ダンスグループ5組の計12組が出演する。