21日に横浜市の神奈川県民ホールで開かれた第43回マーチングバンド全国大会(一般社団法人日本マーチングバンド協会主催)のカラーガード部門高校の部で、八重山高校カラーガード部(宮良舞花部長、部員25人)が金賞に輝いた。受賞は2年連続5回目。大分県の昭和学園高校に僅差で敗れ、惜しくもグランプリには届かなかった。22日夜、保護者や関係者が石垣空港で部員らを出迎えた。
高校の部には全国から16団体が出場。同部は23人が出場し、金賞を獲得した6団体に入った。昭和学園高校とは1・63点差だったという。
宮良部長は「日本一は惜しくも逃したが、楽しんでベストショーができたことは今後への自信になった」と振り返り、「全国大会で得たことを練習で生かしてレベルアップし、来年こそは日本一を取りたい」と意欲を語った。
前年大会と今大会を見た父母会の江郷下(えごした)智美会長(47)は「昨年とは違う気迫を感じた。子どもたちは確実に成長している」、同部顧問の宮城朱里教諭(26)は「この悔しさを糧に来年は全国一を取ってくれると信じている」と話した。