旧暦1月16日の「十六日祭(ジュウルクニチィ)」を23日に控え、石垣市内では気持ちよく墓参りしようと、墓掃除をする人の姿が見られた。十六日祭はグショー(後生)の正月といわれ、八重山や宮古では旧盆と並ぶ先祖供養の年中行事。
21日午前、市内の墓地では家族連れが鎌やほうき、ふきんを手に、墓周辺の雑草を刈り取ったり、墓石を磨いていた。
両親と墓掃除に訪れた下里時次郎君(八重山農林高校グリーンライフ科3年)は「3月に卒業したら大阪で就職するので、しばらくは地元に帰ってこられない。その分もちゃんときれいにして、就職先での安全や健康をお願いしたい」と話した。