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過去最多の4251人が出場し、フル、23㌔、10㌔の3コースで行われた第12回石垣島マラソン大会。午前中は雨が降る厳しいコンディションに見舞われる場面もあったが、コースの沿道や軒先では大勢の市民が傘を差しながら選手に声援を送った。昼前には雨もやみ、最高気温も正午すぎには21度まで上がり、ランナーは市民の声援を受けながら思い思いにマラソンを楽しんだ。
大会は午前9時の号砲で23㌔とフルマラソンの部が市中央運動公園をスタート。車両の通行が封鎖された公園周辺の道路には大勢の市民が駆けつけ、「ガンバレー」と出場者を送り出した。
10㌔コースではジョギング感覚で出場するジョガーも多く、記念写真を撮りながら走る選手や着ぐるみで観客を楽しませる選手もおり、仲間同士で和気あいあいと談笑しながらにぎやかに市街地を1周。
23㌔とフルマラソンのランナーは前半、雨に悩まされながらも給水ポイントで水分を取り、バナナや黒糖で栄養を補給。ボランティアと談笑しながら、沿道の拍手に手を挙げて応えるランナーもいた。
このうち、市街地のベスト電器石垣店前では新川小学校の少年野球チーム、オリオンズの子どもたちが太鼓を叩きながら選手を応援。儀間忠弘監督は「毎年、練習の合間には選手を応援するようにしている」と話し、大塚百音さん(新川小3年)と中村天陽君(同)もそれぞれ母親が出場しており、「ガンバレー」と熱心に声援を送っていた。
宮良橋では八重山凧愛好会のメンバーらがたこを揚げて選手の目を楽しませる場面もあり、各集落のコース沿いでは砂糖天ぷらや黒糖を選手に配る市民もおり、大会を通して温かい交流の輪も広がった。