第12回石垣島マラソン(石垣市など主催)が26日、市中央運動公園陸上競技場を発着点にフルマラソン、23㌔、10㌔の各部門で開催された。大会には県内外から過去最多の4251人が出場。思い思いに石垣路を走り、計3919人が完走した。完走率は92%。フル男子では初出場の山中裕司(42)=埼玉県=が2時間34分43秒、同女子は久保田文(49)=竹富町=が3時間00分58秒で初優勝を飾った。石垣島地方気象台によると、午前9時の気温は17・4度、北北西の風1・4㍍。午後0時39分に最高気温が21度まで上がった。スタート直前に雨が降ったものの、その後、雨も上がり、時折、青空ものぞくまずまずのコンディションとなった。
フルの部は、男子の山中が序盤から飛び出し独走態勢。2位に7分以上差をつけゴール。女子は久保田が8㌔過ぎにトップに立つと、そのまま独走し、大差で喜びのゴールテープを切った。
23㌔男子は岩永浩明(30)=熊本県=、同女子は田村あすみ(31)=岐阜県=が初出場で初V、10㌔男子と同女子も初出場の浅田敏彦(34)=兵庫県=、砂川夏澄(18)=石垣市=がそれぞれ初優勝した。
大会はフルに1632人出場し、1521人が完走。完走率は93%。23㌔には1162人出場、1002人が完走、完走率は86%、10㌔は1452人が出場、1396人が完走し、完走率は96%だった。
フル、23㌔ではモデルの道端アンジェリカさん、10㌔は石垣市出身で福岡ソフトバンクホークスの嘉弥真新也投手がスターターを務め、大会を盛り上げた。
今大会で地元勢上位入賞者のうち、10月に開催される岩手県の北上マラソンへ派遣される選手は後日発表される。