公益財団法人日本英語検定が主催する英検の合格発表が19日行われ、伊原間中学校(大濵民江校長)からワイコフ・シュリンさん(3年)が準1級、久松南さん(3年)が準2級に合格した。二人は「英語を活かし、宇宙飛行士を目指したい」(シュリンさん)、「海外で仕事をしてみたい」(久松さん)と夢を語った。
同校ではほかに3年生4人が3級、2年生1人が4級に合格した。
大学卒業程度に当たる難関の準1級に合格したシュリンさんは、両親が米国人。自身の英語力を試そうと6月に受験したが不合格に終わり、悔しい思いをしたという。「普段使わない単語が出てきたので難しかった。次は1級を目指したい」と意気込んだ。
高校中級程度の準2級に合格した久松さんは「参考書で勉強し、シュリンさんに教えてもらいながら勉強した。3学期に2級を受験し、合格したい」と目標を見据えた。
英語の下地和美教諭は「二人は教師と英語でのやりとりが行えるまでに成長した。日々の勉強が実を結んだ」とねぎらった。大濵校長は「日ごろから楽しそうに授業に向き合っていたのでうれしい。生徒と先生の努力に感謝したい」と話した。
合格者は次の通り。 ▽準1級=ワイコフ・シュリン(3年)▽準2級=久松南(3年)▽3級=根間桜、小泉誠奈、砂川貴美、金城能(以上3年)▽4級=柳澤鉄郎(2年)