石垣市の人口が4万9000人を突破したことが13日に確認され、市は同日午前、市役所1階ロビーで記念セレモニーを行い、長女の沙和(さわ)ちゃんの出生届を提出した宇根底忍さん(36)・弘美さん(34)夫妻=登野城在住=に花束と「ぱいーぐる」のぬいぐるみをプレゼントした。
2014年度の「統計いしがき」によると、石垣市の人口は2000年に初めて4万5千人を突破。05年に4万7千人台となり、14年末には4万8910人となっていた。
7月13日午後5時現在の人口は4万9015人。市の14年度総合計画では、石垣市の人口は2020年度までに5万2000人に達する見通し。
市企画政策課の南風野哲彦課長は「石垣市は出生率が高いので社会増よりも自然増が期待できる。そのためにも、子育てしやすい環境や若い親が働ける環境を整備していく必要がある」と話している。
セレモニーでは、中山義隆市長が「沙和ちゃんがすくすくと元気に育てるようなまちづくりに取り組んでいきたい」とあいさつ。
今月7日に生まれたばかりの沙和ちゃんとともに訪れた忍さんは「とても驚いたが、いい記念になった」、弘美さんは「子どもたちを安心して育てられるよう、石垣市には待機児童などをなくし、いい子育て環境を整えてくれることを期待したい」とそれぞれ話した。