「太陽の恵み 世果報水 我島美しゃ 結い心」をテーマに「石垣島ダムまつり」(同実行委員会主催)が5日、名蔵ダムで開かれた。湖面や堤体を利用し、カヌー体験をはじめ吹奏楽やバンド演奏など多彩な催しがあり、会場は大勢の家族連れでにぎわった。
農業用ダムの多面的機能のPRなどを目的に2006年から毎年開かれ、今回で10回目。
石垣島土地改良区理事長で実行委員長の中山義隆市長ら5人が、島内五つのダムから取水した水を一つのたるに注ぎ入れ、ダムの安全を祈願。中山市長は「湖面や堤体でさまざまなイベントが行われる。家族や友人、親子などで楽しんでダムの役割に関心を持ってほしい」とあいさつした。
湖面では、親子連れがのんびりとカヌーを体験したり、子どもたちがバナナボートでスピードとスリルを味わったりした。ウエイクボードコンテストでは参加者がダイナミックな技を競った。
バナナボートを体験した鈴木一真君(大浜中1年)は「速くて、メチャ楽しかった」と話した。
堤体では、子どもエイサーや石垣クラウン・イーグルスの演奏、バンド演奏などのほか、ダムのパネル展やダム周辺の生き物展示、消防放水体験などがあった。