【与那国】「黒潮にいどめ!その手でつかめ!でっかいカジキ!」をキャッチフレーズに、第26回日本最西端与那国島国際カジキ釣り大会(町主催)が3日午後、久部良漁港を主会場に開幕した。カジキトローリング競技に32チーム106人、磯釣り競技に9人の計115人が参加し、4、5の2日間、大物を狙う。同漁港の特設会場には出店が並び、大会ムードが高まっている。
開会式は3日午後7時から同漁港特設会場で行われ、大会実行委員長の外間守吉町長が「たくさんのアングラーの参加があってこそ、与那国最大のイベントが開催できる」と述べ、釣果が4本にとどまった昨年の大会を念頭に「釣れなかった翌年は釣れているので、今年は期待したい」とあいさつした。
参加者を代表して、昨年準優勝の植手章さん(46)=愛知県=が「与那国の海を精いっぱい満喫し、正々堂々、安全に競技する」と選手宣誓をした。
台湾B組の船長を務める大宜見浩利さんは「2日の昼で海水温が30・5度あった。あすは海水温が低い早朝の時間帯が勝負になる」と話した。
カジキトローリング競技は午前7時にスタートし、4日は午後5時まで、5日は午後4時まで。磯釣りは両日とも午前9時から午後3時まで。
トローリング競技では2日間で釣ったカジキの合計重量で競うトローリング賞と最も重いカジキを釣り上げた参加者に贈る大物賞、磯釣り競技では釣った魚の合計重量を競う磯釣り賞がある。