「戦争法案ストップ」に島からも声を上げようと、女性団体が中心となり「女性のレッドアクション」が行われた▼炎天下、安倍政権にレッドカードを突きつけるという意味で赤いポロシャツやスカーフを身に着けた参加者が抗議の意を示した▼今年は戦後70年、女性参政権獲得70年の節目の年。先の戦争では女性は政治に参加できず、戦争反対を声にできなかったことから二度と過ちを繰り返さないために女性、母親の立場から声を上げようと全国で繰り広げられている活動だ▼しがらみの多い島社会では選挙にしても、何かおかしいと感じていても何かと声を上げにくいことがある。無関心ではないと思うが「島の人は行動を始めるのが遅い」という声もよく聞く▼国を危うくする戦争法案が強行されようとしていることや、島に自衛隊が配備されようとしており、かなり深刻な状況に陥っているように思う。このような政治に母親たちや若者がもっと声を上げてもよいのでは▼「戦争する国づくりを許さない」と危機感を抱き活動に賛同する高宮節子さん作の「反戦とぅばらーま」「まだん赤紙 届かば ふぁーぬ ぶねーよ 送り主に蹴り返しぱらし いやいぬ つかんむどぅし とぅらし」(またも召集令状が届いたら、子らの母親よ、送り主に蹴り返しなさい)が心に響く。(辻本順子)
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