石垣市子どもセンター(運道徹館長)は27日午後、同センターで公益財団法人沖縄こどもの国の職員らを招いたワークショップを行い、親子約80人が空気の実験やホーバークラフト作りを通して科学の面白さを体感した。
今年から始まった同法人の子供科学人材育成事業(児童プロジェクト)の一環。子どもたちの科学に対する興味を高めるほか、指導者の育成も行うのが狙いで、県内での開催は同センターが初めて。
同法人こども未来課の宮里優子教育普及員らが講師を務め、子どもたちがたくさん入れる黒くて大きいビニール袋で作られたエアドームや、空気砲を用いた実験を行った。
エアドームで子どもたちは、体温と二酸化炭素で空気が暖められ、膨らんでいくのを体感。最後はビニールを破り、外に出ておいしい空気を吸った。
伊良部綾大(りょうた)君(平真小2年)は「エアドームが1番面白かった。外に出た時に空気の味が変わったのを感じた」、兄の遥大(はるた)君(同5年)は「空気砲はきれいにドーナツ状の輪が出てきたところが不思議だった」と感想を語った。