八重山地方では毎晩、金星と木星が西の空に、南東のさそり座の上には土星が輝き、“星の供宴”が繰り広げられている。
石垣島天文台(宮地竹史台長)によると、金星と木星は30日と7月1日に大接近。小型の望遠鏡でも二つの惑星を同時に楽しむことができるという。
金星と木星を一直線に伸ばした位置には天文ファンに人気のしし座の1等星レグルスが観察でき、三つのの星が直線状に並んでいるいるのが見える。
また、金星と木星が西の水平線に沈むころには南の空のさそり座の上に美しい輪を持った土星が昇り、今月末から7月初めには月も傍らで並んでみえるという。
同天文台のむりかぶし望遠鏡では、半月のように見える金星や木星のしま模様、土星の輪も二重に見ることが可能で、土日の天体観望会は8月上旬まで予約で埋まっているという。
南の島の星まつりウイーク(8月16~23日)はゆとりがあるため、早めの申し込みを呼びかけている。問い合わせは同天文台(88-0013)。