石垣市織物事業協同組合(平良佳子理事長)の組合員24人は25日、刈り取った苧麻(ちょま)から繊維を取る恒例の「ブー引き」を行った。今年に入って3回目。
ブー引きは葉を落とした苧麻から表皮を取り出し、専用の金具で外皮を落として良質の繊維を取り出す作業。取り出した繊維を乾燥させた後、繊維を紡ぐ「ブー績み」を行い、1本の糸にしていく。
平良理事長によると、3~6月に収穫する苧麻は「うるずんブー」と呼ばれ、最も良質な繊維が取れ、良い糸ができるという。
平良理事長は「反物につながる上等な元ブー(ムトゥブー)を自分たちの畑で栽培し、量も増やしていきたい」と意欲を語った。