石垣市は24日、国民健康保険に加入する40~74歳の市民を対象とした特定健診を三和・川原地区から開始し、8月2日まで各地域の公民館や福祉施設で実施する。本年度の対象者は1万500人。受診率の目標は53.8%。
国が定める13年度からの「特定健康診査等実施計画」に基づき、最終年度の17年度までに特定健診受診率と特定保健指導実施率でそれぞれ60%を目指す。
市健康福祉センター保健事業係によると、昨年度の受診率は速報値で51.2%で目標の50.7%を上回った。70歳以上の女性の受診率が69.05%で最も高く、最低は40~44歳の男性で32.41%、次いで50~54歳が36.49%だった。働き盛り世代の受診率が低いことから、市では土日の健診も行うとしている。
新城明美係長は「毎年受診してもらい、数値の経年変化を自身で知って、生活習慣の改善に役立ててほしい」と呼びかけている。
受診料は対象者と75歳以上の長寿健診が無料。39歳以下を対象にした健康診査は1000円。20歳以上を対象にしたがん検診も同時に行う(自己負担あり)。