日本一早い一期作の新米「石垣島産ひとめぼれ」の販売が29日、JAおきなわファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」で始まった。同日午前9時15分から行われたセレモニーには、保育園こどもの家(仲本敦子園長)の園児26人が招かれ、新米でつくったおにぎりを頬張った。
6月2日以降に市内のほかの店舗などにも並ぶ。石垣島産ひとめぼれは今年、石垣島で750㌧、西表島で140㌧の生産を見込んでいる。
JAおきなわ八重山地区水稲生産部会の翁長孝夫部会長はセレモニーで「台風の被害が少しはあったが、いい米が収穫できた。地元産のおいしいお米をたくさん食べてほしい」とPR。
試食用のおにぎりは買い物客らにも振る舞われ、客たちは味を確かめながら新米を買い求めていた。15㌔購入した50代女性は「おいしくて安いので、まとめ買いした」と話した。
同市場では31日まで5㌔1800円、3㌔1100円で販売。新米購入者には抽選で米1年分(60㌔)が当たる応募券を配布する。新米以外の購入でも、1500円以上買い物すれば「お米すくい」ができる。