石垣市織物事業協同組合(平良佳子理事長)の通常総会が29日午後、市伝統工芸館で開かれた。同組合の2014年度収支は生産販売数の減少と消費税、手数料の増額で67万円の赤字となり、前期繰越剰余金から赤字分を補填(ほてん)した。
総会では平良理事長が「力不足で前年度は厳しい結果となったが、働く場をつくっていくためにも組合員で力を合わせて頑張っていきたい」とあいさつ。
同組合の生産実績・共同販売数では八重山上布の着尺が38反で前年度の55反から17反減。帯地が75本で同124本から49本減。
八重山ミンサーの広幅帯は231本で同10本から221本増加したものの、半幅帯は222本で同588本から366本減少。前年度はゼロだった細幅帯は4本だった。
新年度予算は2066万円。事業計画では芋麻手積講習会をはじめ、県の沖縄工芸ふれあい広場、伝統工芸フェスティバルへの出店を予定している。