第11管区海上保安本部石垣航空基地(大河内克朗基地長)は15日午後、同基地で機動救難士の発足式を行い、救難士が訓練の様子を披露した。海上にいる漂流者を救助するとの想定で行われ、ヘリから降下した救難士がメインローターの風圧の中、漂流者を確保、ヘリにつり上げた。
発足式で第11管区海上保安本部の長谷川義明本部長は「第11管区が管轄する海域は東西1000㌔、南北500㌔と広大。チームの連携はもとより、基地職員とも連携することが必要不可欠」と激励した。
大河内克朗基地長は「与那国に津波注意報が発令した時も万一に備え、ヘリに同乗し、出動した。機動救難士は訓練だけで出動はない方がいいが、いつでも出動できる体制でいる」と話した。