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「島に自衛隊はいらない」 5・15平和行進

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「武力に頼らない世界平和の実現」に向け、「頑張ろう」と気勢を上げる参加者=15日夕、新栄公園

 沖縄の本土復帰43年目を迎えた15日午後、石垣市内では「八重山地区5・15平和行進」と「平和とくらしを守る八重山地区集会」(同実行委員会主催)が行われ、労働組合や市民団体のメンバーら約250人(主催者発表)が参加した。白保小学校から新栄公園までの約10㌔のコースを歩き、「平和な島に自衛隊はいらない」「憲法9条を守ろう」などと訴えた。

 平和行進は午後2時に白保小をスタート。参加者は「戦争立法を許すな」「特定秘密保護法を廃止せよ!」などと書いたプラカードを掲げて行進、主要交差点で「辺野古新基地を断固阻止」「政府は県民の意志を尊重せよ」とシュプレヒコールを上げた。

 市街地では「歓迎!平和行進団」と参加者をねぎらう横断幕もあった。

 午後6時から新栄公園で開かれた集会で桃原勝実行委員長は「国民が主権者として政治の暴走を止めなければならないという気持ちで平和運動を頑張っていこう」とあいさつ。

 自衛隊の石垣島配備について「外国との最前線地として住民を危険にさらすような動きに対し、私たちは注視し、行動していく」とする宣言文を採択した。

 集会では、沖縄平和運動センターの比嘉京子副議長が「沖縄の基地問題は沖縄だけの問題ではなく、日本の民主主義、地方自治の問題だ」と強調、高嶺善伸県議も登壇した。

 毎年、平和行進に参加しているという60代の男性は「暑さが大変で体力的にきつかったが、平和な八重山を守っていきたいという気持ちで歩いた」と感想、60代の女性は「若い世代の人たちが参加してくれてうれしかった」と話した。


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