【石垣市】
官公庁や多くの民間企業で6日、2014年の業務が始まった。職員らが新年のあいさつを交わし、午(うま)年にちなんで「飛躍」の年にしようと誓い合った。各事業所はあいさつ回りに大忙しだった。
このうち石垣市の仕事始め式は部課長らが出席して午前9時半から玄関前で行われた。まず、職員が「赤馬節」の唄と踊りを披露して新年を祝った。
年頭あいさつで中山義隆市長は「昨年は新空港の開港という大きな節目だった。経済回復が顕著にみられる年だった。これも職員の努力のたまもの。2014年は開港ブームを一時的に終わらせず、経済の復興を継続していかなければならない」と述べた。
漢那政弘副市長は「新空港の開港は振興発展の端緒となった。本年は振興発展を持続可能な状態にする重要な年」と引き締めを図った。玉津博克教育長は閉会のあいさつで、馬に関わる中国と琉球の歴史を紹介しながら「馬が沖縄を豊かにしてくれた」と述べた。
【竹富町】
竹富町(川満栄長町長)の年始式は6日午前9時から、町役場で行われ、全職員を前に川満町長と西大舛髙旬議長が年頭あいさつを行った。
川満町長は「今年は村政34年、町政66年で単独自治体100周年の節目。住民福祉の向上に向けて職員一丸となって公務に精励してほしい」と訓示した。
TPP交渉に触れ、「サトウキビや畜産業の存亡に関わる。重要5品目を守れなければ(交渉から)退く覚悟を国に求めていきたい」と決意を示した。
西大舛議長は「国の景気浮揚策の恩恵を受けている実態は無く、厳しい状況。自らの町は自らつくっていくという行政の真価が問われている。先導的な役割を果たす意志を持って町民の期待に応えてほしい」と激励した。
【与那国町】
与那国町の仕事始め式は6日午前10時から町役場玄関前で行われた。外間守吉与那国町長は全職員に対し、「職員の知恵を借りたい。遠慮なく提言してほしい」と奮起を促した。
外間町長は「自衛隊配備に関わるインフラ整備については町の第4次総合計画を見直さなければならないこともある。また、東日本大震災を踏まえて通信網を完備した庁舎の改築、安全な場所への移転などの計画を考えている」と述べた。
崎原用能教育長は「忙しい年になりそうだが、ヨナグニウマのように力強く駆け、頑張りましょう」とあいさつ。
この後、庁舎内で各課長らが抱負を述べた。