一般社団法人八重山地区医師会(35人)の上原秀政会長(59)は6日、石垣市登野城458に移転した上原内科院で、夜間診療を開始した。365日、24時間対応の休日夜間診療所は、石垣市が県立八重山病院の建て替えに合わせて再開を目指しているが、まだ実現の見通しはたっておらず、上原氏は「その間、少しでも八重山病院の負担軽減につながれば」と話している。
上原氏は、民間医療施設が新たに2カ所で開院されるのを受け、県立病院の負担軽減を図り、医師会の業務に専念しようと夜間診療への切り替えを決意。当初は医師会立の運営を目指したが、時期尚早として断念、個人で行うことにした。
場所は自身所有の2階建て施設の1階。上原医師を含めスタッフは5人。上原会長は「共働きが多いので、仕事を終えてからでも利用できる。子どもが夜間に熱を出したときでも利用できる」と説明した。
平日は午後5時~10時、土曜は午後1時~6時の診療。水・日・祝日が休診。