第86回メーデー八重山地区大会(同実行委員会主催)が1日夕、市内で開かれた。主催者発表で150人が参加し、賃金の引き上げなどを訴えながら市街地中心部をデモ行進した後、石垣市役所玄関前ピロティで開いた式典で大会スローガンの「平和を守り、雇用を建て直す」「みんなの安心のため、さらなる一歩を踏みだそう!」などを採択した。
式典で実行委員長の川本正樹連合沖縄八重山地域協議会議長は、政府が進める労働者保護法と労働者派遣法の改正について「長時間労働と人材の使い捨てにつながり、断固反対。政府は世界の常識から逸脱。働くことの尊厳を確かめ、社会にアピールしよう」と主張した。
賃上げや長時間労働の是正を求めるメーデー宣言や「辺野古新基地建設の即時中止を求める特別決議」の採択に続き、「頑張ろう」を三唱した。
デモ行進に参加した30代の男性は「政府は地方創生と言うが格差は広がるばかり。職場では上司と部下の“格差”も広がっている。職場環境の改善を求めたい」と訴えた。