【那覇】八重山市町会(会長・中山義隆石垣市長)は4月30日午後、那覇市の県市町村自治会館で翁長雄志知事と面会し、旧石垣空港跡地全域における不発弾磁気探査の早急な実施を要請した。翁長知事は「しっかり対応しないといけないと思っている。県立八重山病院は八重山圏域の命綱。医師の確保も含めて皆さんの不安がないように着実に進めたい」と述べ、取り組む考えを示した。
■地元の不安除去に全力
中山市長は戦時中、同跡地が旧海軍飛行場として使用されたことで爆撃を受け、今年3月には250㌔と50㌔の米国製爆弾が発見された現状を説明。
同跡地で2017年度に開院予定の新県立八重山病院周辺で今後、不発弾が発見された場合の影響について「患者の移動など安全の確保や圏域内医療体制の機能が保たれなくなることが危惧される」と強調し、早急な磁気探査の実施を求めた。
八重山広域市町村圏事務組合議会と市議会、八重山市町議会議長会からの要請文も手渡した。