石垣市は、事務事業を1件ごとにチェックして見直しを図る一件査定方式で2014年度予算の編成作業を進めている。予算総額の一定割合を各部に配分する従来の枠配分方式を撤廃、「既存予算をゼロベースで厳しく見直す」としている。
すでに実施している事業については「既存事業ありき」の意識を捨て、聖域を設けることなく新たな視点で見直し、検証するよう求めている。既存事業の改廃を徹底することで新規事業の創出につなげる。
建設事業などにあてる投資的経費については今後数年で大型施設の建設、改修を控えているため、事業課だけで決定せず、企画や財政を担当する課と十分に調整する。
3年目となる沖縄振興特別推進交付金については事業の必要性、費用対効果、維持管理費のほか、交付金終了後の事業のあり方まで見据えるよう要求している。
一方、新空港への格安航空会社の参入で那覇間の航空運賃が大幅に低減されていることを受け、那覇間の旅費は低く設定された。日帰りだと、前年度の2万1800円―2万2300円から1万7000―1万7500円となっている。
14年度一般会計は、242億5750万円と前年度当初比5.9%(13億5655万円)の増を見込んでいる。1月末までに内示する予定だ。