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クジャクの卵、探索犬導入へ

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インドクジャクの卵を駆除するためにトレーニングを受けているラブラドール・レトリバー=提供・竹富町自然環境課

 竹富町クジャク対策協議会(会長・服部邦雄黒島公民館長)は9月8日—12月19日、黒島と小浜島で計6回、銃器を使ったインドクジャクの駆除作業を行い、385羽を駆除した。銃器を使った駆除作業とともに町自然環境課(白保隆男課長)では、2~3月にかけて試験的にクジャクの卵を探索する犬を活用した駆除作業を行う予定で、卵の駆除が実現すると、年間を通した効率的な駆除作業が可能になる。

 同協議会では、2011年度から環境省の生物多様性保全推進支援事業の一環として、町猟友会に依頼して黒島と小浜島で箱ワナや銃器を使ったクジャクの駆除作業を実施。これまでに2300羽以上を駆除してきた。

 13年度は黒島と小浜島で各3回、銃器による駆除作業を実施。黒島で284羽、小浜島で101羽のクジャクを駆除し、個体数削減を図ったが、効果は薄く、地元から駆除の要望が続いている。

 このため、同課では沖縄本島の業者にクジャクの卵を探索する犬の育成を依頼。5月には試験的に小浜島で探索を行い、実用の可能性を調査した。年明け2、3月には小浜島のリゾート施設などで卵の駆除作業を行う計画で、これに向け業者では、ラブラドール・レトリバーとコーギーの2頭をトレーニングしている。

 白保課長は「西表島が世界自然遺産候補地に選出されたが、自然遺産登録に向けて環境の保全保護を担保していく必要がある。イリオモテヤマネコの保護はもちろんのこと、引き続き外来生物の駆除やホテイアオイなど外来植物の除去に力を入れていきたい」と述べ、クジャクの撲滅に向けて箱ワナ、銃器、探索犬により年間を通した効率的な駆除を図るとしている。


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