【与那国】クルーズ客船「にっぽん丸」(2万2472㌧)が15日朝、与那国島に寄港した。同船は祖納港の沖約800㍍付近に停泊し、乗客はボートで次々上陸して島内を観光するなど島の人たちとつかの間の交流を楽しんだ。町の広報マイクで寄港を知った住民らは沖に停泊する豪華客船を眺めた。
那覇から石垣、波照間などと巡って与那国島へ寄港。祖納港ではセレモニーがあり、外間守吉町長が歓迎のあいさつを述べた後、泡盛の2升5合入りボトルを記念品として同船側に贈った。
この日は快晴。360人の乗客ほとんどが本土からの人たちで、島内を一周して海底遺跡を見学するなどした。港に特設した特産品コーナーでは泡盛や、島内産の塩やパンなどを買い求めていた。
東京から来島した70代の男性は「思ったより大きい島だね。海がきれいで緑が濃い。土産に花酒を買ったよ」と満足そうに話していた。(田頭政英通信員)