【西表】国の特別天然記念物イリオモテヤマネコの交通事故防止に向けて、環境省西表野生生物保護センターの職員とボランティアら11人が9日、西表島北東部の高那地区とユツン川周辺約700㍍で県道白浜南風見線沿いの草刈り作業を行った。
県道両側に繁茂している草木を刈り取り、ドライバーが少しでも早くヤマネコに気づくことで事故防止につなげようと同センターが不定期に実施している。
ボランティアで参加した西表島エコツーリズム協会の森本孝房理事はスコップで道路脇にたまった土砂を撤去し、「道路上に水がたまるとカエルが繁殖し、カエルを食べにヤマネコが道路に出てくる危険性がある」と話した。