郡内のカボチャの収穫がピークを迎えており、JAおきなわ八重山地区営農新興センター磯辺パイン集荷場では連日、深緑色のカボチャが搬入され、関東の市場に出荷されている。
南瓜(カボチャ)生産部会(兼浜秀雄部会長、会員36人)によると、石垣市内の作付面積は12㌶。昨年11月1日に種まき、今年2月28日から収穫が始まった。
今期の目標は90㌧。23日現在、「こふき南瓜」17.27㌧、「ほっとけくりたん」26.07㌧の計43.34㌧を出荷した。同部会によると、今後はこふきの出荷量が増え、5月上旬まで続く。
兼浜部会長(64)は「今期は小玉傾向だったが、会員の努力で出来はよい。今期の出荷量は100㌧が見込まれる」と、目標達成に自信。
集荷場に持ち込まれたカボチャは、水なしの洗浄ブラシで磨いた後、重さに応じて選別し、さらに品質によってA、B、Cの3段階にランク付けして箱詰め。
関東の市場では、セリにかけない相対取引のため、値段も販路も安定。10㌔当たり3000~4800円の範囲で取引されているという。
兼浜部会長は「生産部会では厳しい基準で選別している。将来のため、取引先の信用を保つため、レベルアップを図る必要がある」と話している。