【那覇】第62回県高校野球春季大会(主催・県高校野球連盟)2日目は22日、宜野湾市立野球場で八重山農林高校と宜野湾高校の1回戦を行い、八重農が6—3で勝利し、初戦を突破した。八重農は初回に打者一巡の猛攻で挙げた大量点で勝利を引き寄せ、3年ぶりの県大会勝利を飾った。2回戦は、26日午前9時から嘉手納町野球場で未来工科高校と対戦する。
八重農は一回表、先頭打者の舟道(1年)が死球で出塁すると、2番松岡(2年)は犠打を決め、3番登野城(2年)の中越え二塁打で先制した。
続く4番上地(2年)は死球で出塁し、5番山城(2年)の右翼後方の安打で1死満塁とチャンスを広げ、6番渡久山(2年)の右翼前安打で追加点を挙げた。さらに7番川平(2年)の三ゴロが相手野手の併殺ミスを誘い、走者二人が生還した。
また、七回と八回にも安打をつないで追加点を挙げ、投げては先発山城が好投。継投した渡久山は最終回に無死二、三塁と攻められたが、きっちりと後続を抑え、逃げ切った。
初戦突破に砂川玄隆監督は「立ち上がりを捉えたのが良かった。3年間、勝っていなかったので大きな勝利。基本的な守備と、ここ一番の勝負強さが2回戦の課題となる」と述べ、勝利を喜んだ。
先制の二塁打を放った登野城主将は「自分にとって県大会初勝利なのでうれしい。エラーをしないよう気持ちを引き締めて、2回戦を頑張りたい」と気合を入れた。
結果は次の通り。
【1回戦】
八重農
400000110—6
000001011—3
宜野湾
(八)山城、渡久山—登野城
(宜)中村—安里大
▽二塁打=登野城(八)、首里・安里大(以上宜)