【与那国】22日の「日本最南端!八重山の海びらき2015」(八重山ビジターズビューロー主催)を前に21日夕、久部良ナーマ浜で前夜祭が開かれ、時折小雨が降る中、来場者が与那国の特産品を味わいながら多彩なステージを満喫した。前夜祭は昨年の西表島トゥドゥマリの浜以来2回目。
プログラムは祖納青年会による棒踊りと舞踊で幕開け、フラダンスチーム「フラオハナ ピハハウオリ」は華麗なフラダンスを披露。久部良の青年でつくる「久部良ゆかいな仲間達」はコミカルなダンスで会場の笑いを誘い、アンコールの声が上がるほどの人気ぶりだった。
与那国島出身の民謡歌手、与那覇歩さんはライブで「どぅなんすんかに」「わーりどぅなん」などを歌い上げ、喝采を浴びた。
会場には、与那国島でしか食べられないカジキの骨の空揚げや内臓のチャンプルーなども販売され、訪れた人たちが舌鼓を打った。
会場準備などで関わっている与那国町観光協会青年部の真謝正太朗さん(28)は「先輩の与那覇歩さんも海びらきを盛り上げてくれてうれしい。今後も与那国島で開催していけたらと思う」と語った。久部良在住の30代女性は「あいにくの天気だが、それでも暖かいし、いい前夜祭だった。本番の初泳ぎが楽しみ」と目を輝かせた。
22日の海びらきは都合により、2時間遅れて午前11時から開かれる。