不発弾一時保管庫の建設容認に伴い、崎枝公民館(新里武夫館長)から石垣市に要望のあった5項目が合意に至り、中山義隆市長と新里館長が16日、市役所内で合意書を締結した。
公民館が不発弾の搬送に生活道路や通学路を使用しないよう求めたことについて、市は「生活道路、通学路を避け、住民の安全を最優先とした搬送ルートとするよう関係機関と調整を図っていく」としている。
要請項目はこのほか▽完成までの状況や不発弾搬送に関する情報を事前に公開すること▽県道から一時保管庫までの道路を整備して幅員を確保すること▽継続して崎枝公民館と協議し、必要な措置を取ることなど。市はいずれの項目にも対応する考えを明記した。
締結式で中山市長は「手順に不手際があり、迷惑をかけたが、何とか取りまとめることができ、感謝している」、新里館長は「誠意を持って対応したことにお礼したい。よりよい信頼関係が保てることを願う」と述べた。