【那覇】那覇市文化協会が主催する第23回あけもどろ総合文化祭の八重山芸能部会(仲宗根充会長)公演が1日午後、那覇市民会館で行われ、多くの観客が八重山の歌と踊りの世界を楽しんだ。
同部会は、八重山古典音楽に携わる三線、舞踊、筝曲などの研究所の会員で組織されている。八重山の歌と踊り、豊年祭の夕べと銘打った公演は、3部構成で展開。第1部は全会員による斉唱「鷲ぬ鳥節」「鶴亀矼ユバ節」で幕開けを飾った。
このあとは第2部まで「鳩間節」「高那節」「仲良田節」「石の屏風節」など全20演目の多彩な歌と踊りが舞台を飾った。
次代を担う小中学生は「繁昌節」「小浜節」「でんさー節」などを独唱。第3部は八重山の豊年祭を舞台で再現し、種まき、田植え、稲刈りと一連の農作業を会員が熱演し、観客から盛大な拍手が送られた。
同総合文化祭は、舞台17、展示部門7の計24部会が、2月11日から3月29日までの期間で年間の活動の集大成を発表している。