歌や踊りを通して宮古方言に親しむ「第2回ミャークフツ・ブドズ・アーグヌ夕べ」(八重山在宮古郷友会主催)が2月28日夜、石垣市民会館中ホールで開かれた。八重山在住の宮古出身者ら約400人が詰め掛け、宮古の伝統的な歌や踊り、宮古方言を交えた替え歌など多彩な演目を楽しんだ。
2部構成の舞台には約30人が出演し、「とうがにあやぐ」で幕開け。「狩俣ぬいさみが」や「伊良部トーガニー」、宮古島独特の踊り「クイチャー」や宮古方言の漫談や替え歌など多彩なプログラムが続き、出演者がみせるユニークなしぐさに会場には大きな笑い声が響いた。出演者と観客で交互に歌う「なりやまあやぐ」では、会場に一体感が醸し出された。
松原英男会長は「方言をしゃべれる人が減少している昨今、ミャークフツ(宮古方言)を継承し、地域文化のアイデンティティーを子や孫たちに残してほしい」と呼びかけた。