「石垣島サンゴウイーク2015」(同実行委員会主催)が2月27日に始まり、芝浦工業大学(東京都江東区)の学生9人が同28日午後、市内新川でヒマワリを増やしてサンゴ保全を行う「サンゴを守ろうひまわり大作戦」を実施し、市内の親子や小学生ら30人が約30㌃の畑にヒマワリの種をまいた。
昨年に続いて実施。ヒマワリを植えることで赤土が流れ出しにくくなるほか、景観の改善や緑肥としての効果が期待できるという。同大のプロジェクトリーダー、山崎慧さん(21)は「ヒマワリは赤土流出の防止策に適している。多くの人々にサンゴを守るきっかけを与えたい」と話す。
家族4人で参加した下地圭子さん(32)は「サンゴ保全の教育は家庭では難しく、限界がある。子どもたちと体験できてよかった」と喜んでいた。
ほ場を提供した池原吉勝さん(64)は「農家が自分の畑を守るという意識を高め、次の世代を担う子どもたちが環境保全を学ぶ機会になれば」と期待した。
学生たちはサンゴの保全をテーマにした物語の紙芝居や模型を使った赤土流出実験も行った。