【那覇】県議会(喜納昌春議長)2月定例会は26日、代表質問2日目の質疑を行い、高嶺善伸氏(社民・護憲)は与那国町の自衛隊配備を問う住民投票の結果について県の認識を質問し、町田優知事公室長は「賛成が過半数を占めたことは、住民の意志の表れと理解している」と答弁。今後の対応には「自衛隊配備については、地元の理解と協力が得られるよう政府は丁寧な説明と住民の安全安心に配慮すべきだと考えている」と述べた。
竹富町の海底送水管更新事業については、仲本朝久保健医療部長が2015年度に実施設計、16〜22年度に送水管を敷設する計画を説明し、「事業規模が大きく国の補助を活用しても竹富町の負担は大きい。県は町と連携し負担軽減を検討していく」と答えた。
新八重山病院の建築工事発注について伊江朝次病院事業局長は、可能な範囲で県内業者の分離・分割発注を行うことを明言し、「八重山地区の地元業者に配慮した共同企業体発注を検討していきたい」との考えを示した。
ヤンバル地域や西表島の世界遺産登録について安慶田光男副知事は「登録は地域振興の面からも意義がある。関係機関と連携し、登録の早期実現を目指したい」と答えた。
翁長雄志知事は、6月23日の「慰霊の日」の平和宣言について「辺野古の新基地建設に反対し、普天間飛行場の県外移設などを盛り込む方向で検討している」と述べた。