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Channel: 八重山毎日新聞社
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満員の観客、やいま歌堪能 150人が華麗な舞台

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八重山古典民謡コンクール40回記念東京公演で「鷲ぬ鳥節」を斉唱する出演者たち=15日午後、北とぴあさくらホール

 【東京で松井弥恵子記者】八重山古典民謡コンクール40回記念東京公演「ばがー島 八重山うた」(八重山毎日新聞社主催)が15日午後、東京都北区の北とぴあさくらホールで開かれ、八重山、那覇、東京、東海の出演者総勢150人が多彩な八重山芸能を繰り広げた。会場には開始前から郷友らが長蛇の列をつくり、満席となった。観客は演目ごとに盛んな拍手を送り、最後は出演者と一緒にモーヤーに熱狂、盛り上がった。

 公演は2部構成で行われ、第1部は出演者全員による斉唱「鷲ぬ鳥節」「鶴亀節」「目出度節」で座開き。「蔵ぬぱな節」「まるまぶんさん節」「揚古見ぬ浦節」などが続いた。幕あいには東京の会員が「繁昌節」など4曲を歌い、盛り上げた。

 第2部の幕開けを飾った「赤馬節」では、秀風会本盛秀八重山民俗舞踊研究所の衣装の華やかさと出演者104人の息の合った斉唱に会場から歓声が上がった。

 「大本山崇び」では、光扇会宇根由基子八重山民俗舞踊研究所が厳かに舞い、喝采を浴びた。「鳩間節」(正調、早調子)では東京在の勤精舞の会と紀翔の会が息の合った踊りを披露。八重山古典民謡箏曲澄韻会、黒島スマ子箏曲研究所、當山規子箏曲研究所、徳八流森田佐知夫太鼓道場も賛助出演し、舞台に花を添えた。

 4保存会から選抜された29人は独唱で堂々と伸びやかな歌声を披露、観客から「ありがとう!」の掛け声や指笛が送られた。フィナーレの「六調節」では観客も出演者と一緒にモーヤーを舞い、一体となって盛り上がった。

 八重山古典民謡保存会本部の金城英皓会長は「大成功に終わり、ホッとしている。今後も八重山古典民謡の保存と継承に切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張っていきたい」、公演開催地ということもあり、中心となった東京八重山古典民謡保存会の東玉盛靖修会長は「観客があれだけ入るのはめったにないことで本当にうれしい。今後も気持ちを新たに発展していきたい」と力強く語った。


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