障がい児らの育児を支援する施設として「ちゅらハウス」を設立し、2014年6月で10周年を迎えたNPO法人ちゅらネット(宇根眞利子代表)は15日、双葉公民館で記念式典を開き、宇根代表は「優しさと思いやりの心を忘れずに笑顔で頑張っていきたい」と決意を新たにした。
同ネットは現在、市内で3施設を運営、放課後デイサービスのほか発達支援や移動支援、共同生活援助、相談支援など9事業を展開している。
宇根代表はあいさつで「障がいのあるなしにかかわらず、一緒に過ごせる場ができたことをうれしく思う。常に利用者の立場に立った支援を提供し、地域で必要とされる施設を目指したい」と述べた。
施設の運営に尽力したとして琉球大学教授の古川卓、元八重山特別支援学校教諭の上原均、10年勤続職員の大城みゆきと平良智恵美の4氏に感謝状を贈った。
このうち大城氏は「一番の支えは子どもたちの笑顔。宇根代表やスタッフの支えの感謝の気持ちでいっぱい」、平良氏は「子どもたちとともに私自身も成長できたらと思う」と話した。
式典後の祝賀会では、施設を利用する子どもたちが踊りなどを披露した。